開発技術#JavaScript#プログラミング基礎#DOM操作#Node.js#TypeScript

JavaScriptとは?基礎から学ぶ文法と使い方

2025/12/3
8分で読めます
カフェでJavaScriptを学習している様子、ラップトップとコーヒーカップ、入門書が置かれたデスク

JavaScriptとは?Webページに「動き」をつける言語

JavaScriptは、Webページに動きやインタラクションを追加するためのプログラミング言語です。ボタンクリックでメニューを開閉する、フォーム入力をチェックする、ページをリロードせずにデータを更新するなど、ユーザーとの対話的な機能を実現します。

近年はブラウザだけでなく、Node.js(サーバー側でJavaScriptを動かせる環境)を使って、フロントエンド(見える部分)からバックエンド(サーバー側の処理)まで1つの言語で開発できる点も魅力です。

Web開発は「HTML(構造) → CSS(見た目) → JavaScript(動き)」の順で学ぶのが効果的です。この記事では、その最終ステップとなるJavaScriptの基礎から2025年の最新動向まで、実務で役立つ知識を解説します。

HTML・CSSの基礎がまだの方は、先にHTMLCSSを学習することで、JavaScriptの理解がよりスムーズになります。

JavaScriptの歴史:誕生から現在まで

本格的な学習に入る前に、JavaScriptがどのように誕生し進化してきたのかを知っておくと、技術の位置づけが理解しやすくなります。

  • 1995年:Netscape社のブレンダン・アイクによって最初の実装が作られ、「LiveScript」として誕生。その後「JavaScript」に改名されました。
  • 1997年:ECMAScript(エクマスクリプト)として国際的に標準化され、言語仕様が整備され始めます。
  • 2000年代前半:Ajax(エイジャックス)という技術が登場し、ページ全体をリロードせずに一部だけ更新できるようになりました。Gmailなどが代表例です。
  • 2009年:Node.js登場。JavaScriptがサーバー側でも動くようになり、Web開発の可能性が大きく広がりました。
  • 2015年:ES6(イーエスシックス)と呼ばれる大型アップデートで、現在使われている便利な機能が一気に追加されます。
  • 2010年代後半〜現在:React(リアクト)やVue(ビュー)といったフレームワーク(開発を効率化する枠組み)が普及。より複雑なWebアプリケーションが作りやすくなりました。

現在も言語仕様は毎年少しずつ進化を続けており、より書きやすく、安全なコードが書けるようになっています。

JavaScriptの基本文法を押さえよう

それでは、実際のコードを見ながら基本を学んでいきましょう。JavaScriptは「命令を上から順番に実行する」というシンプルな考え方が基本です。

変数宣言と型の基本

ブラウザ開発者ツールのコンソールでJavaScript変数宣言とconsole.log出力を確認している画面

開発者ツールのコンソールで変数の内容を確認できます。実際に手を動かして試してみましょう。

変数は「データを入れる箱」のようなものです。最近のJavaScriptでは、letconstという2つの方法で変数を作ります。

// 変数宣言
let name = "Taro";      // 後で値を変える可能性がある場合
const pi = 3.14;        // 定数(変更しない値)

// いろいろなデータの型
let age = 25;           // 数値
let isStudent = true;   // 真偽値(trueかfalse)
let tags = ["js", "html", "css"]; // 配列(複数の値をまとめたもの)
let user = { name: "Taro", age: 25 }; // オブジェクト(関連する情報をまとめたもの)

JavaScriptでは、変数に入れる値の種類(型)を自動で判断してくれます。これを「動的型付け」と言います。便利な反面、大きなプロジェクトでは混乱の元にもなるため、TypeScript(型を明示できるJavaScriptの拡張版)を使うケースが増えています。

条件分岐とループ処理

プログラムの流れを制御する基本的な書き方です。

// 条件分岐(もし〜ならば)
let score = 85;

if (score >= 90) {
  console.log("Sランク");
} else if (score >= 70) {
  console.log("合格");
} else {
  console.log("不合格");
}

// ループ(繰り返し処理)
for (let i = 1; i <= 5; i++) {
  console.log(i);  // 1から5まで順番に表示
}

// 配列を1つずつ処理
const fruits = ["apple", "banana", "orange"];
for (const fruit of fruits) {
  console.log(fruit);  // 配列の中身を順番に表示
}

これらの基本構文を組み合わせることで、複雑な処理を実装できるようになります。

関数とイベント:Webページを「動かす」仕組み

Webページに動きをつけるには、「関数」と「イベント処理」の2つの概念を理解することが大切です。

関数の基本的な書き方

関数は「特定の処理をまとめたもの」です。よく使う処理を関数にしておくと、何度でも呼び出せて便利です。

// 関数宣言
function greet(name) {
  console.log("こんにちは、" + name + "さん");
}

greet("太郎");  // 関数を呼び出す

// アロー関数(最近の書き方)
const add = (a, b) => {
  return a + b;
};

console.log(add(3, 5)); // 8

アロー関数は、2015年に追加された新しい書き方で、より簡潔にコードを書けるため、現在の開発現場では広く使われています。

DOM操作とイベント処理の実装

ボタンクリックによってテキストが変化するDOM操作の実例画面

ボタンをクリックすると、JavaScriptがDOMを操作してテキストを書き換えます。インタラクションの基本パターンです。

DOM(ドム)は、HTMLをJavaScriptから操作するための仕組みです。「ボタンをクリックしたら文字が変わる」といった動きは、この仕組みで実現します。

<button id="myButton">クリック</button>
<p id="message"></p>
// HTML要素を取得
const button = document.getElementById("myButton");
const message = document.getElementById("message");

// クリックされたときの処理を登録
button.addEventListener("click", () => {
  message.textContent = "ボタンがクリックされました!";
});

このように、JavaScriptは「①HTML要素を取得 → ②イベント(クリックなど)を監視 → ③状態を変える」という3ステップで画面の動きを作ります。この基本パターンを理解すれば、さまざまなインタラクションを実装できるようになります。

2025年時点の最新動向とトレンド

JavaScriptを取り巻く開発環境は日々進化しています。これから学習を始める方が知っておくべきトレンドをまとめました。

TypeScriptが開発の標準に

TypeScript(タイプスクリプト)は、JavaScriptに「型」の概念を追加した言語です。「この変数には数値しか入れられない」といったルールを設定できるため、バグを減らせます。大きなプロジェクトやチーム開発では、TypeScriptを使うのがほぼ標準になっています。

学習の順番としては「まずJavaScriptの基本 → そこからTypeScript」という流れがおすすめです。

フレームワークで効率的な開発

React(リアクト)やVue(ビュー)といったフレームワーク、さらにNext.js(ネクストジェイエス)のような「画面遷移からサーバー連携まで含んだツール」を使うことで、開発効率が大幅に向上します。

ただし、まずは基本のJavaScriptをしっかり理解してから、これらのツールに進むことが大切です。

フロントエンド主導の開発スタイル

最近のWeb開発では、サーバー側は「データを渡すAPI(データのやり取りをする窓口)」に専念し、画面の表示や操作はJavaScriptが担当する、という役割分担が一般的です。この設計により、柔軟で保守しやすいシステムが作れます。

開発を支えるツールの充実

npm(エヌピーエム)などのパッケージマネージャー(便利な部品を簡単に導入できるツール)や、高速な開発サーバーなど、JavaScript開発を効率化するツールが充実しています。これらのツールも含めて学習していくことが、現代のWeb開発には必要です。

実践:カウンターアプリで役割分担を理解する

JavaScriptで実装したシンプルなカウンターアプリの動作画面

HTML・CSS・JavaScriptの役割分担が分かるカウンターアプリ。クリックするたびに数字が増えていきます。

HTML・CSS・JavaScriptの役割分担が一目で分かるシンプルなサンプルを見てみましょう。ボタンを押すと数字が増えるカウンターアプリです。

<div class="counter">
  <p id="count">0</p>
  <button id="increment">+1</button>
</div>
.counter {
  text-align: center;
  margin-top: 20px;
}

#count {
  font-size: 2rem;
  margin-bottom: 10px;
}
const countEl = document.getElementById("count");
const button = document.getElementById("increment");

let count = 0;

button.addEventListener("click", () => {
  count++;  // 数字を1増やす
  countEl.textContent = count;  // 画面に表示
});

このサンプルでは、HTMLが「ボタンと数字を表示する枠」を用意し、CSSが見た目を整え、JavaScriptが「クリックされたら数字を増やす」というロジック(処理の流れ)を担当しています。

それぞれの役割を理解することが、Web開発の第一歩です。

まとめ:JavaScriptの基礎を固めて次のステップへ

JavaScriptは、Webページに動きをつける不可欠な言語です。この記事で紹介した基本文法、DOM操作、イベント処理といった基礎をしっかり押さえることで、実践的なスキルが身につきます。

2025年現在、JavaScriptを取り巻く環境は日々進化していますが、基本的な概念は変わりません。まずは基本をしっかり押さえた上で、TypeScriptやフレームワークなど、次のステップに進んでいきましょう。

学習を深める

JavaScript の基礎を固めたら、HTML・CSSの知識を復習しつつ、さらに高度なテーマにも挑戦してみましょう。

基礎を復習:

さらに高度な内容へ:

ZEROVENTUREでは、Next.jsやReactなど、モダンなJavaScript技術を活用したWeb開発を行っています。JavaScript学習でお困りの際は、お気軽にご相談ください。

参考情報・ソース

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